モジュール化による無垢材の曲木を用いた家具の研究
造形研究科 デザイン研究領域
石倉 亜聖
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昔ながらの無垢材の曲木は、大量生産の観点からは効率が低いとされる一方で、自然素材ならではの質感や温かみ、木目の美しさ、そして手仕事を感じさせる独自性がある。私は、その素晴らしい技術を用いたものづくりをしたいと考え、モジュール化を曲木家具に取り入れた。
生産性を向上させながら無垢材の曲木の特徴を活かした家具を制作することを目的とした研究である。
モジュール化による無垢材の曲木を用いた家具の研究
技法 曲木(蒸煮法) 材料 ブナ材 ナラ材 /指導教員:森田 敏昭
造形研究科 デザイン研究領域
ZOKEI賞受賞作品について
本研究は学部での卒業研究をベースに曲木に関する調査、研究を丁寧に展開している。装置やジグの制作を通して、最終的には家具の展開まで至っている。限られた設備の環境下で試行錯誤を繰り返し1つのモジュールを導き出すことができた。同じ曲率のパーツの展開により、さまざまな家具の提案がされたことは評価に値する。特にDESIGNARTにおける学外での展示を踏まえ、そこでの講評から新たなデザイン展開がされており完成度の高い作品に仕上がっている。2年間にを渡る取り組みは非常に高く評価できる。
(教授 森田 敏昭)