薬果譚

造形研究科 美術研究領域

李 淵然

Happy Core美学の影響を受け、毛糸の柔らかさ、布地の質感、アクリルの透明感が空間に共存し、柔らかさと澄明さのあいだにある質感の構造を生み出す。記憶や経験のささやかな断片を素材として再構成することで、形は日常と内面のあいだに静かに凝縮される。光が透過するたびに微細な層や色彩が浮かび上がり、穏やかで柔らかなリズムが生まれる。それぞれの形は内なる光や響きを映す瞬間となり、感覚を通して静かに広がる癒しの空気をつくり出す。短く繊細な感覚が留まり、内面世界にそっと安置される作品である。

薬果譚

W140 D140 H180 毛糸 布 アクリル /指導教員:藤原 彩人

造形研究科 美術研究領域

李 淵然