はうむ

デザイン学科 アニメーション専攻領域

太田あかり

自分の祖父と祖父母の家をモデルに、とある田舎の家族とその家の記憶を描いた作品です。

はうむ

アニメーション /指導教員:若見ありさ

デザイン学科 アニメーション専攻領域

太田あかり

ZOKEI賞受賞作品について

祖父が暮らしていた実在の家を精巧なミニチュアとして蘇らせコマ撮りし、手描きの作画によって家族の記憶を吹き込んだアニメーション作品。ミニチュアで作られた家の制作には、実際にその家で育った祖父の娘であり、作者の母親が引いた図面をもとに再現し、作品の構成は当時の写真や親族の思い出を手がかりとして、忘却の時間を丁寧に可視化していった。
描き出される出来事はきわめて個人的でありながら普遍性を帯び、観る者それぞれの中に眠る「記憶」と静かに共鳴する。「家」という場所を媒介に、家族の記憶が個人史を超えて共同体の記憶へとひらかれ深い余韻を残す傑作。

(准教授 若見ありさ)