しゃらくずくえ

デザイン学科 グラフィックデザイン専攻領域

五反田 涼生

しゃらくずくえ(写楽図句画)

江戸時代後期の謎多き絵師・東洲斎写楽の代表作《三代目大谷鬼次の江戸兵衛》をはじめとする「第一期」と呼ばれる全二十八作を、それぞれの題名の文字で描くという試みです。

作品名の由来は、「へのへのもへじ」のような「文字絵」がまとめられた《新法狂字図句画(しんぽうきょうじずくえ)》という古書に準え、名付けたことにあります。

しゃらくずくえ

和紙 墨 毛筆 /指導教員:長井健太郎

デザイン学科 グラフィックデザイン専攻領域

五反田 涼生

ZOKEI賞受賞作品について

東洲斎写楽の「大首絵」の第1期といわれる全28作品を、一立斎廣重(歌川広重)の文字で絵を描く手法、新法狂字図句画の「図句画(ずくえ)」として表現した。使用した文字はそれぞれの作品のタイトルで、大首絵それぞれのキャラクター達の特徴を毛筆で見事に表現した力作である。一見乱暴な文字遊びにも見えるが、不思議と人物の色気が垣間見えてくるような「粋」なタイポグラフィ作品となった。写楽も広重も、きっとニヤッとしながら楽しんでくれるはずだ。

(教授 長井健太郎)