芸術的思考による国際協力活動

造形専攻 造形教育研究領域

石田 恒平

筆者は大学卒業後、中学・高等学校で美術教育の現場に携わってきた。現職でJICA海外協力隊(2017年10月~2019年10月)に参加し、アフリカのモザンビーク共和国で美術教育の国際協力現場体験が研究の動機として深く関わっている。日本とモザンビークの美術教育の現場に携わってきた経験から本研究の必要性を感じ、国際協力における美術教育との関りについて興味関心を抱き、研究を行うきっかけとなった。

★PDFダウンロード

芸術的思考による国際協力活動

論文 (261ページ、23万字) /指導教員:山田 猛

造形専攻 造形教育研究領域

石田 恒平

ZOKEI賞受賞作品について

本論は、モザンビークにおけるJICA海外協力隊 の国際協力活動にフォーカスし、
芸術的思考を取り入れることによりあらゆる分野の成果に繋がる可能性を示し、
今後の日本の国際協力活動にとって重要な提案がなされている。
芸術分野のみならず、芸術的思考が様々な分野での成果に繋がる可能性を提示
できている点は、美術大学の社会的役割としても意義深い。
JICA海外協力隊や 本学学生、現地の子供達との連携や、モザンビークでの実践研究活動等
含めた23万字に及ぶ修士論文は、2年間の大きな成果となっている。

(教授 山田 猛)