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デザイン学科 映画・映像専攻領域
動画 /指導教員:川部 良太
一人の女性が、湖に身投げするために拾って持ち帰ろうとするコンクリートブロック。それは彼女がこの世界になんとか留まることの重しであると同時に、彼女が生きている限り抱え続けなければいけない孤独な日常の重さでもある。たびたび挟まれる無人の風景のショットは一体誰の視線なのかという観客の問いは、やがて訪れる出来事によって問いを変える。それは「彼女がいるショットといないショットに何か違いがあるのだろうか」というあまりにも残酷な問いであったと思う。しかし唯一かつ絶対的な希望は、そこに孤独な生を見ようとする視線が、目が、この世界には確かにあったのだということだろう。(指導補助教員 准教授 五十嵐耕平)
(助教 川部 良太)
ZOKEI賞受賞作品について
一人の女性が、湖に身投げするために拾って持ち帰ろうとするコンクリートブロック。それは彼女がこの世界になんとか留まることの重しであると同時に、彼女が生きている限り抱え続けなければいけない孤独な日常の重さでもある。たびたび挟まれる無人の風景のショットは一体誰の視線なのかという観客の問いは、やがて訪れる出来事によって問いを変える。それは「彼女がいるショットといないショットに何か違いがあるのだろうか」というあまりにも残酷な問いであったと思う。しかし唯一かつ絶対的な希望は、そこに孤独な生を見ようとする視線が、目が、この世界には確かにあったのだということだろう。(指導補助教員 准教授 五十嵐耕平)
(助教 川部 良太)