No-horses

デザイン学科 グラフィックデザイン専攻領域

DENG HUIQIAO

通訳アプリで同じ文章を何回も繰り返して翻訳すると、完全に違う意味になり、最後に想定外の新しいものが誕生しました。

自分好きな本の一文をテーマとして、翻訳アプリの誤解で生まれた物をグラフィックの形で表現したいと思います。

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No-horses

手書、彫刻 /指導教員:高田 唯

デザイン学科 グラフィックデザイン専攻領域

DENG HUIQIAO

ZOKEI賞受賞作品について

"好きな本の一文をいくつかの自動翻訳アプリで中→日→英→中→日→英と繰り返し翻訳する。するといつのまにか「馬」が「木」や「花」に誤変換され、奇妙な一文が現れる。原文と誤訳との差異をグラフィック表現した。その視点は現代的で斬新だ。現在のAIの拙さを味わえるのも今だけかもしれない。
歴史や思想や技術など、伝承すべきあらゆる情報を伝えていく中で、私たちはこうした誤認の連鎖の中にいるとも言える。そうした間違いからたくさんの発明が生まれてきている事実もある。そうすると正解や正しさだけが伝わることばかりが良いとも言えなくなってくる。誤ってしまうことを許容したトウケイキョウの思想が何よりも豊かである。"

(教授 高田 唯)